現代文キーワード
現代文の指南をされているブログでもよく見かける言葉で、
「現代文の中に度々登場する単語」という意味のようです。
割合最近のK塾の模試についてしか判りませんが、
明らかにそれは存在している! と断言できます。
ええもう。常連といっていいでしょう。
「このキーワードを含む素材を探せっ!!」
「ラジャー!!」
こんな戦隊ものの様相を妄想させるくらいです。
これから先もブームが続くのかどうかは、
近頃めっきり模試の仕事をしていないせいもあり
(していたとしても、ここで暴露するわけにはいきませんし)、判りませんが、
ちょっと前までの流行りものの自己統計第一位は、
「アイロニー」「アイロニカル」。
次点が「アニミズム」。
「アイロニー」は、「皮肉」、「アイロニカル」は「皮肉な」という意味。
「アニミズム」は「自然界のすべてのものに霊魂が宿るとする信仰」。
さあ、今すぐこのキーワードを覚えておこう!
なんてことはいいません。まず今のところは注釈がついてます。
(※2007年のセンター試験では「アニミズム」に注釈はありませんでした)
ただ、知らないよりは知っておくほうがよい、とはいえます。
特に、「アニミズム」のような、一言で変換できず、
その概念を、一度自分の中で咀嚼しなければならないものを、
テストのときに初めて見るとしたら、
ただでさえ判りづらい論説文読解が、ますます難航してしまうでしょう。
しかもそれが、本文の中で繰り返し出てきた日には、
その度毎に、注釈→本文、本文→注釈と、
行きつ戻りつ戻りつ行きつ、悲しき往復切符を手にさすらいかねません。
そういうわけで、「アニミズム」に限らず、
よく見かけるけれども、未だに意味を把握していないキーワードについては、
今後もブームが続くであろうことも予想に含めつつ、
復習を兼ね理解しておいて損はないと思います。
しかし。
実は、それよりもっと知っておくべきキーワードがあります。
たとえば、
「アイデンティティ」。
この単語も今やすっかり社会的に認知されたようで、
模試においても、注釈がつかないことのほうが多いように思います。
といっても、多分ほとんどの人が充分に把捉していない単語ではないでしょうか。
論文・記述問題で、しかも、全体が「アイデンティティ」をテーマに貫かれているとしましょう。
「さあ、これを読み、おぬしが思うところのアイデンティティを書きなされ!」と杖を振り下ろされて初めて、実は「アイデンティティ」についてよく知らなかった自分を知る、という自己発見もなかなか素敵ですが、残念ながら成績には結びつきません。
もう注釈すらつけてはもらえない一人立ちした単語についてこそ、
その意味をしっかり理解しておくべきなのではないかと感じます。
ちなみに、「アイデンティティ」は、
ときに「自分らしさ」と注釈される場合も見られるのですが、
これだとどうもニュアンスが違うような気がして、私個人としては収まりの悪いものです。
「アイデンティティ」は一言でいうと、「自己同一性」だそうです。
「状況や時間に関係なく、変わることのない自分」=「これが自分である!」と自分が認識(場合によっては思い込み)しているものであるように思います。
「アイデンティティ」の例でよく挙げられるのが、自分の名前です。
結婚などで苗字が変わったとき、ペンネームなどが本名より認知されてきたときなど、一種の「アイデンティティ」の崩壊を感じることがあるでしょう。
そのことは、「その人がその人である理由は何かと考えたとき、それは名前だと思ったので、湯婆婆に千尋の名前を奪わせた」(うろ覚え情報)と宮崎監督がおっしゃっていた「千と千尋の神隠し」からもうかがえます。
定義を説明されても、理解しきれない、理解してもそれをオリジナルに表現するのが厄介で感覚的なものは、論文・記述のターゲットになりやすいので、
「わかるよーなわからないよーな」曖昧頻出キーワードについては、
まずその意味を、自分の言葉で説明できるくらいまでに理解を深めておくとよいのではないでしょうか。
そのスタンスは、記述に必要な論理性と感性(視点)を自然と鍛えてくれるでしょうし、言うまでもなく記述力も高めてくれるでしょう。
またそれは試験ばかりでなく、普段の生活にも役立ってくるものだと思います。
「アイロニー」「アイロニカル」の使用例から察すると、
どうも他人に対しての「皮肉」ではなく、「自嘲的な」という意味合いをもっているようです。
(それが本当に正しい用法なのかどうかは判りませんが、ご参考までに。)
「現代文の中に度々登場する単語」という意味のようです。
割合最近のK塾の模試についてしか判りませんが、
明らかにそれは存在している! と断言できます。
ええもう。常連といっていいでしょう。
「このキーワードを含む素材を探せっ!!」
「ラジャー!!」
こんな戦隊ものの様相を妄想させるくらいです。
これから先もブームが続くのかどうかは、
近頃めっきり模試の仕事をしていないせいもあり
(していたとしても、ここで暴露するわけにはいきませんし)、判りませんが、
ちょっと前までの流行りものの自己統計第一位は、
「アイロニー」「アイロニカル」。
次点が「アニミズム」。
「アイロニー」は、「皮肉」、「アイロニカル」は「皮肉な」という意味。
「アニミズム」は「自然界のすべてのものに霊魂が宿るとする信仰」。
さあ、今すぐこのキーワードを覚えておこう!
なんてことはいいません。まず今のところは注釈がついてます。
(※2007年のセンター試験では「アニミズム」に注釈はありませんでした)
ただ、知らないよりは知っておくほうがよい、とはいえます。
特に、「アニミズム」のような、一言で変換できず、
その概念を、一度自分の中で咀嚼しなければならないものを、
テストのときに初めて見るとしたら、
ただでさえ判りづらい論説文読解が、ますます難航してしまうでしょう。
しかもそれが、本文の中で繰り返し出てきた日には、
その度毎に、注釈→本文、本文→注釈と、
行きつ戻りつ戻りつ行きつ、悲しき往復切符を手にさすらいかねません。
そういうわけで、「アニミズム」に限らず、
よく見かけるけれども、未だに意味を把握していないキーワードについては、
今後もブームが続くであろうことも予想に含めつつ、
復習を兼ね理解しておいて損はないと思います。
しかし。
実は、それよりもっと知っておくべきキーワードがあります。
たとえば、
「アイデンティティ」。
この単語も今やすっかり社会的に認知されたようで、
模試においても、注釈がつかないことのほうが多いように思います。
といっても、多分ほとんどの人が充分に把捉していない単語ではないでしょうか。
論文・記述問題で、しかも、全体が「アイデンティティ」をテーマに貫かれているとしましょう。
「さあ、これを読み、おぬしが思うところのアイデンティティを書きなされ!」と杖を振り下ろされて初めて、実は「アイデンティティ」についてよく知らなかった自分を知る、という自己発見もなかなか素敵ですが、残念ながら成績には結びつきません。
もう注釈すらつけてはもらえない一人立ちした単語についてこそ、
その意味をしっかり理解しておくべきなのではないかと感じます。
ちなみに、「アイデンティティ」は、
ときに「自分らしさ」と注釈される場合も見られるのですが、
これだとどうもニュアンスが違うような気がして、私個人としては収まりの悪いものです。
「アイデンティティ」は一言でいうと、「自己同一性」だそうです。
「状況や時間に関係なく、変わることのない自分」=「これが自分である!」と自分が認識(場合によっては思い込み)しているものであるように思います。
「アイデンティティ」の例でよく挙げられるのが、自分の名前です。
結婚などで苗字が変わったとき、ペンネームなどが本名より認知されてきたときなど、一種の「アイデンティティ」の崩壊を感じることがあるでしょう。
そのことは、「その人がその人である理由は何かと考えたとき、それは名前だと思ったので、湯婆婆に千尋の名前を奪わせた」(うろ覚え情報)と宮崎監督がおっしゃっていた「千と千尋の神隠し」からもうかがえます。
定義を説明されても、理解しきれない、理解してもそれをオリジナルに表現するのが厄介で感覚的なものは、論文・記述のターゲットになりやすいので、
「わかるよーなわからないよーな」曖昧頻出キーワードについては、
まずその意味を、自分の言葉で説明できるくらいまでに理解を深めておくとよいのではないでしょうか。
そのスタンスは、記述に必要な論理性と感性(視点)を自然と鍛えてくれるでしょうし、言うまでもなく記述力も高めてくれるでしょう。
またそれは試験ばかりでなく、普段の生活にも役立ってくるものだと思います。
「アイロニー」「アイロニカル」の使用例から察すると、
どうも他人に対しての「皮肉」ではなく、「自嘲的な」という意味合いをもっているようです。
(それが本当に正しい用法なのかどうかは判りませんが、ご参考までに。)
外来語→日本語の翻訳問題がこちらに。息抜き・力試しにどうぞ。
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